27年分の贈与税の特例税率
=贈与税の特例税率とは?=
上記税率をご覧になれば一目瞭然ですが、贈与税率の体系が2種類になっています。
特例税率のほうが税率が優遇されていますので、同じ贈与なら少しでも税金の少ない特例税率で計算したいですよね。
そこで、この「特例税率」ってどんな場合に適用となるのか?
特例税率は
・受贈者(財産を貰う側)が20歳以上(贈与年の1月1日時点で判定)
・贈与者(財産をあげる側)が、受贈者の直系尊属であること
の両方を満たす贈与が特例税率となります。
=直系尊属ってどういう人?=
直系尊属は、家系図でいうと縦の繋がり(血族)で自身より前の世代を指します。
では、次の中で誰が直系尊属となるでしょうか?
1.両親
2.祖父母
3.兄弟
4.妻
5.妻の両親
6.長男
7.叔父叔母
正解は、1.両親・2.祖父母です。
5.妻の両親・7.の叔父叔母も、自身より前の世代ではありますが、直系ではありませんので、直系尊属にはあたりません。
・2016年2月3日 公開